私さっきネットで、セミオーダーの素敵なブラウスを見つけたんだ!
ちょっとだけお高いんだけど、買っちゃおうかなあ?
おいおい、セミオーダーって…それ本物かい?
そこって、もしかしなくても「C2Cサイト」でしょ?
えっ?シーツーシーサイト?なにそれ???
C2Cとは「個人間取引」の事です。
ネット上で、消費者同士で物品取引(売買)ができる場所が「C2Cサイト」。
ヤフオクなどの「ネットオークション」や、メルカリなどの「フリマサイト(アプリ)」と言えば分かりやすいでしょうか?
これに対して、私達が普段「通販サイト」と呼んでいる、楽天市場とかAmazonとか、百貨店や家電量販店やの公式サイト、ネットスーパー…などなど、企業やサービス・販売業者が行っているネットサービスを「B2C」と言います。
・C2C(シーツーシー):「一般消費者と一般消費者の間の取引」を意味する英語の
「Consumer to Consumer」を略して、「CtoC」や「C2C」と呼ばれている。
・B2C(ビーツーシー):「一般消費者を対象とする企業ビジネス」を意味する英語の
「Business to Consumer」を略して、「BtoC」や「B2C」と呼ばれている。
そうなんだ?
でもそこ、普通の「通販サイト」だと思うよ?全然フリマっぽくなかったし。
最近はそういう見てくれの「C2Cサイト」がいっぱいあるんだよ!
そうなんです。
普通の通販サイトのように見えて、実はC2C(個人間取引)のサイトというものがあるんです!
簡単に見分けがつかないので、意識しないで買い物している方や、商品購入してから初めて気づいたという方も多いのでは…?
へえ…?でも、B2CでもC2Cでも「同じ買い物」に変わりはないでしょ?
C2Cサイトだと何か問題でもあるの?
実は、大ありです!!!
フリマアプリの普及で、最近すっかり定着してしまった「C2C(個人間取引)」ですが、デメリットをしっかり理解した上で利用しないと、後で取り返しのつかない事になるかもしれません。
それを「自分が意識しないうちに」利用させられていたとすれば…尚更危険!
何故ならこの「C2C(個人間取引)」には現在、B2Cのような「法制度」が一切ないからです。
簡単に言うと、悪質販売を取り締まったり、被害者を保護する法律が全然ないって事だよ!
いわばC2Cは「無法地帯」って事だね!
C2Cは、利用者自身が「個人間取引」である事をしっかり意識した上で、取引相手が「善良な人」であれば何も問題がないのですが、いい加減な利用者も大勢いますし、中には取引相手を騙す気満々な悪人も紛れ込んでいます。万が一あなたが取引トラブルに巻き込まれてしまった時、解決の手立てが何もないんです…!
このブログでも取り上げているけど、
特に「ハンドメイド系C2Cサイト」なんか、詐欺出品者だらけなんだよ…!
こういったC2Cサイトでは以前から詐欺商品や悪質販売の存在が確認されていましたが、フリマアプリの普及やネットの利便性が上がった事により、近年特に「激増」しています。
自分の身元を明かさず「匿名」で商品を販売する事が可能なので、そもそも詐欺販売にC2Cサイトはもってこいの土壌、という訳なんですね…。
ええっ!でも7日以内なら返金保証とか、
いざとなったら警察や消費者センターが助けてくれるんでしょ???
…残念だけど、それは「B2C」だけなんだな!
そうなんです。
私達がよく耳にする、クーリングオフやリコールなどの補償制度、悪徳販売の取り締まり・罰則制度、被害者の救済制度、またそれらを取り仕切る公共機関…などは、あくまで「B2C」が対象で、C2Cは対象ではありません。
そもそもC2Cには法制度がありませんから、ここでのトラブルは警察も消費者庁も法律事務所も「管轄外」の出来事となるため、話は聞いてくれても具体的に手助けしてはもらえないんです。
これはマジな話なんだよ…(経験者は語る)。
法律がない所では「法の番人」は形無し。だから詐欺販売もやりたい放題…!
世間ではあまり話題になっていませんが、C2Cサイトは現在「悪質販売の温床」となっており、被害者続出のかなり悲惨な状況となっています。
ええ~!じゃあトラブルに遭ったら一体どうすればいいの?
残念ながら今の所、被害者が「自力で解決する」しか手がないんだよ。
ほぼ泣き寝入りの結果で終わると思うけどね…。
でも、そこのサイト運営ぐらいは手助けしてくれるんだよね…!?
さて、それはどうかな…?
そう、実はこれがこのブログを開設するに至ったテーマのもう一つ。
いざという時、C2Cのサイト運営が頼りになると考えてはいけません!
そのC2Cサイトが健全に運営され安全性が高いかどうかは、サイトが設けている「利用規約」や運営者の考え方に頼らざるを得ない部分が大きいため、必ずしもサイト運営が利用者に対して誠意があるとは限りません。
何故なら、くどいようですがC2Cには法制度がないので、極端な話、どんなずさんな運営をしようが消費者庁からお咎めを受ける事がないからです。
残念な事に、悪質販売を取り締まりもせず長年放置しているC2Cサイトや、悪質販売を擁護している…?としか思えないC2Cサイトも実在します。
さらに問題なのが、先の通り「普通の通販サイトと見分けがつかないC2C(個人間取引)サイト」の存在です。
もしあなたが「通販サイト(B2C)」で買い物をしたと思っていた場所が実は「C2Cサイト」で、それが「詐欺商品」だったら…どういう結果になるかもうお分かりですよね?
実は、こういったC2Cサイトにこそ「詐欺販売」がゴロゴロ存在しているんだよ…!!!
これは見分ける事ができない利用者に問題があるのではなく、現在の「C2Cサイトの在り方」に問題があるんです。
次の記事ではそこら辺をもっと深掘りしたい!と思います。
もちろん全てのC2Cサイトが危険という訳ではありませんし、いたずらに皆さんを怖がらせるつもりはありません。
ただ、個人間取引の現状は、被害者が「自己責任」の一言で突き放されてしまう「酷い状況」である事は確かなので、皆さんにはくれぐれも警戒して頂きたい!!!と思います。
でないと、次はあなたが「悪質販売の餌食」になってしまうかもしれませんよ…?
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