新生活シーズンは「転売犯」にご注意!

雑記

今年もいよいよこのシーズンに突入致しました。
これから新生活を迎える皆さん!
洋服などを「新調」すべくネットショッピングの機会が増える事と思いますが、
転売詐欺にはくれぐれもご注意くださいね!!!

はっきり言っておきましょう。
「Creema(クリーマ)」や「minne(ミンネ)」などの、ハンドメイド系サイトには、匿名取引を悪用した「アリエク転売犯」が ごまんと居ます
お安い中国製ノーブランド商品を、手作り、自主ブランド(自主制作)、自社製品、受注生産…と偽って「高額転売」している連中です。
長く出品している作家(販売者)だから、フォロアー数が多いから、取引実績が多いから、接客が丁寧だから、肯定的なコメントが多いから…といって騙されないでくださいね。
こういったサイトがこういった「転売犯」を放置している事実を、私は知っているからです…。

これらのサイトは一見「普通のショッピングサイト」に見えますが、ここでの売買はフリマと同じ「個人間取引(C2C)」になりますので「消費者保護法」が適用されません。
つまり、詐欺犯にお金を支払っちゃったら取り返しがつきません!
サイト運営も「自己責任」を免罪符に一切助けてくれません(むしろ販売手数料を稼いでくれる販売者を擁護します:されました)。
予想したものと違う商品が届いたら、商品受取ボタンを押さず販売者にクレームを入れましょう

そもそも「ハンドメイド系」サイトを訪れる人は、そこの売り物は全て「ハンドメイド作品」だと思い込んでいます。それがバイアスとなり、様々な判断を鈍らせてしまうのです。
少々お高かったけど素敵な洋服を買った!とウキウキしていたのに、届いたものは汚らしい箱で、中身は「中国製」タグのついた既製品だった…とどん底に突き落とされてしまっては、元も子もありません。

それでは、どういった感じの商品(販売者)に注意すべきか?具体例を挙げると、

・商品価格が1万円前後~とちょっとお高め
・出品場所(販売者の所在地)が「海外」となっている
・到着まで2週間前後かかると書いてある
・商品数(総出品数)がやおら多い
・先に「在庫確認」の連絡を入れろと書いてある

ひとつづつ解説しましょう。

・商品価格が1万円前後~とちょっとお高め…「プチ高価である」

自作品を装った「ちょっとお高め」の価格設定がポイントです。
が実相場はせいぜい2~3千円がいい所、高くても5千円ぐらいといった所です。
TEMUやSHEINやアリエクに同じ商品があるかもしれませんよ…?
ECサイトに同じ商品が売っていないか、先に調べてみて下さいね!!!

・出品者(販売者)の所在地が「海外」となっている境販売者である」

上はクリーマの参考例です。作家名の下に「海外」と表示されているのですが、小さいので非常に分かりにくいです。(※ミンネには所在地表記はありませんのでご注意下さい)
海外作家…ってグローバルな感じもしますが、クリーマの場合ほぼ間違いなく「中国」です。(クリーマには中国版があり「越境販売」ができる仕組みになっているため)
国内作家は具体的な地名が表示されるのに、どうして外国人は「海外」一択なんでしょうね…???
クリーマやミンネで多いのが、こういった「海外作家」を装った「ノーブランド品の高額転売」です。
日本人が転売詐欺をするより「足がつきにくい」ため、温床化しているのが実情です。
このように「海外」と表記されているだけで詐欺と断定はできませんが、
商品や配送説明などと矛盾している部分があったり、少しでも怪しいと感じたら「買わない」よう注意しましょう。

逆に「国内作家だから」といって安心してはいけません。国内アカウントを使った転売犯も増えているので、所在地情報はあまり信用しない方がいいでしょう。

・到着まで2週間前後かかると書いてある…「商品配送に関する虚偽」

この手の商品の「配送説明」でよく見られるのが「2週間前後」という奴ですが、これは
中国の物販倉庫から日本までの商品輸入にかかる標準的な日数です。
早ければ「1週間~10日前後」となっている場合もありますが、春節シーズンはこれに+1週間~2週間かかります。(輸送事情やタイミングが悪いと1カ月以上かかる事もざらにあります)
※最近、アマゾンなどの(詐欺ではない)販売品にも、輸入配送品が多いので覚えておきましょう。

これを転売犯は「注文が殺到している(からすぐに発送できない)」「受注してから制作する(から2週間かかる)」「材料の到着が遅れている(からもうちょっとかかる)」…といった具合に、自作品にありそうな「もっともらしい説明」にすり替えているという訳です。
在庫がある(と販売ページに表示されている)にも関わらず、こういう説明をしていたら「転売品」を疑いましょう。
ただし「海外から発送する」と書いてある場合は、虚偽説明にはなりませんのでご注意を。

・商品数(総出品数)がやおら多い…「個人作家ではありえない作品数」

もちろん長年やっていれば、作品数がどんどん増える事はあるでしょうし、個人じゃなくて「ユニット」形態の作家なのかもしれません。あるいは個人経営の工房店舗という事もあるでしょう。
しかし数百~数千ものアイテムを、常時販売しているというのは、自主制作の観点からするとちょっと考えられません。
市販されているそれっぽい商品をチョイスして片っ端から並べているだけ(なので商品数がやたら多い)と考えるのが妥当です。(短期間で商品数がどんどん増えているならなおさら)
そもそもそういった販売を「匿名でやっている」事自体が、やましい商売の証です。

・先に「在庫確認」の連絡を入れろと書いてある…「自分の商品なのに?」

上の項目にも関連しますが、そもそも自分が売っている商品の「在庫数」を自分で把握してないなんて、おかしな話です。
詐欺犯はこうして、問い合わせの入った商品在庫が「仕入れ先のECサイト」にあるかどうか(転売できるかどうか)先に調べるという訳です。受注制作と謳っている商品なら、余計おかしいですよね…このレトリックに気づかなかった大馬鹿野郎が、この私です(笑)

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さて皆さん、転売詐欺にはくれぐれもご注意の上、楽しいお買い物をして下さいね。
正直この時期「ハンドメイド系だけはやめておけ!」と大声で言っておきます。
詐欺販売に当たったら、本当に幸先悪い思いをしてしまいますので…。

・必ず「返品可能」な販売サイトで買い物をする事。(サイト自体に返品システムがある所が良い)
・ちょっとでも怪しいと思ったら絶対買わない事。(大基本です)

それでは良い新生活を!

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